Tools
Tools メニューで False Color モードおよび Display モードにアクセスできます。
詳細は、記事Exposure with RED Cameras: False Color & Zebra Tools をお読みください。
False Color モード
False Color モードとしては、Off、Exposure、Video、Focus、Edge、および Gio Scope があります。
NOTE: Monitor Control メニューで Tools チェックボックスをオンにしたモニターでのみ偽色が表示されます。 詳しくは Tools を参照してください。
NOTE: False Color モードは、Tools チェックボックスが Monitor Control メニューで選択された場合、HDMI® または HD-SDI で外部撮影機に撮影された動画に影響します。 HDMI または HD-SDI での撮影の際は、False Color モードはプロジェクト設定に役立て、撮影前には無効にしてください。
Off
全 False Color モードを無効にします。
露出
露出ツールにより、彩度が低くなった画像の上部にカラーオーバーレイが表示され、適切な露光のための確認ができるようになります。 有効にすると、下ステータス段に “E√” インジケーターが表示されます。
露出計カラーは以下の情報を示します:
- 紫: 露出不足、撮影後の編集段階においてゲインアップされた場合に Noisy となることがあるセンサー露出を示します。
- 緑: IRE 41–48、ビデオ出力信号の RGB レベルに基づきます。 RAW データではありません。
- 赤: 過露出、クリッピングのセンサー露出を示します。
紫 (露出不足) と赤 (過露出) は RAW データに基づき、クリッピングが発生しているか発生しかけているエリアを示します。 RGB 設定は露出インジケーターには影響しません。
動画
Video tool は、RGB モニターパスのビデオレベルを示すカラーオーバーレイを表示します (SMPTE テスト信号に補正)。 有効にすると、下ステータス段に “V√” インジケーターが表示されます。
カラーは、ビデオ出力信号の RGB レベルに基づきます (加工された Look であって、RAW データではない)。 RGB 設定は Video インジケーターに影響します。
Video インジケーターは、以下の IRE 値を表わします (他の全数値では彩度を低くした画像が ISO 調整画像の輝度値を表わす):
- 紫: IRE 0–4
- 青: IRE 5
- ティール: IRE 10–12
- 緑: IRE 41–48
- 緑: IRE 61–70
- 淡黄色: IRE 92–93
- 黄色: IRE 94–95
- オレンジ: IRE 96–98
- 赤: IRE 99–100
Focus
Focus ツールにより明るさや画像コンテンツを変更することなく画像内のコントラストとエッジが強調され、焦点判断が容易になります。 ズームとフォーカスを調節し、どのオブジェクトが焦点に入ってくるかすぐわかるようにします。
有効にすると、下ステータス段に “F√” インジケーターが表示されます。
Edge
焦点が合っているオブジェクトのエッジ/アウトラインを示します。 有効にすると、下ステータス段に “F√” インジケーターが表示されます。
NOTE: Edge の設定は、Clean モードでの HDMI または HD-SDI による撮影に干渉することがあります。
Gio Scope
彩度を低めた画像の上にカラーオーバーレイを表示し、RED DRAGON® センサーのフルダイナミックレンジ内の光の 16 段を認識します。
MYSTERIUM-X® センサー搭載のカメラでは、引き続き最大 16 段が選択できます。 ただし最高段と最低段は検出されません。
有効にすると、下ステータス段に “G√” インジケーターが表示されます。 Gio Scope インジケーターは RAW データに基づいています。 RGB 設定 (Look メニューで設定) がインジケーターに影響することはありません。
各数値は光量の異なる段を示します。
- 11: ミッドグレーを表わします。
- 16: 最高段を表わし、1/8 刻みのハイライト強度調整値を表示します。 1/8 段刻みの値それぞれが、淡赤 (低光量) から濃赤 (高光量) の範囲の、異なる陰影で表されます。
Display Mode
Magnify
Magnify ツールは、センサーの中央区域を、取り付けモニターに 1:1 の画素数解像度で表示します。 有効にすると、下ステータス段で 1:1 が緑色で表示され、AF Window と拡大区域が表示されます。 AF Window で拡大区域の中央位置が決定されます。 レンズまたは
Magnify ツールは 1920 x 1080 ディスプレイを中心に、1920 x 1020 区域を拡大します。 その区域が 1920 x 1020 を下回る場合は、画像境界を拡大することはできません。 以下の式を利用して、拡大されない画像境界を決定してください:
- Border 幅: (1920– W) /2
- Border 高さ: (1020– H) /2
NOTE: 拡大モードでは、フレームレートおよび解像度を変更することはできません。
RAW
有効にすると、カメラは RGB 設定 (Look メニューで設定) に影響を受けない画像を表示します。 RAW は、HDMI または HD-SDI で外部撮影機に撮影された動画に影響します。 RAW 画像のパラメータは画像のメタデータに影響ありません。このパラメータが影響するのはモニター出力に対してだけですi。
RAW 画像のパラメータ:
- Color Space: REDcolor2
- Gamma Space: RED
- White Balance: 5600 K
- ISO: 800 ISO
- Tint: 0 Tint
NOTE: RAW モードでは、全カメラで以下のコントロールが無効になります: Color temperature、Tint、Saturation、RGB gains、ISO、Contrast、Brightness、Shadow、FLUT®、Exposure compensation、LGG controls、RGB curves、およびLuma curve
Horizon
Horizon の位置に対する基準を提供するオーバーレイを表示します。 Horizon オーバーレイは、モニター上に常に横方向で中央に位置する 2 本のショートサードバー、およびカメラの方向に基づいて Horizon に調整する単一長水平ラインからなります。
ピッチが補正ゼロ位置の +/– 1° 範囲内にある場合、サイドバーは緑で、そうでない場合は赤になります。 ロールが補正ゼロ位置の +/– 1° 範囲内にある場合、水平ラインは緑で、そうでない場合は赤になります。
ピッチとロールのための数値を Horizon オーバーレイに追加するには次の手順に従ってください:
- Menu > Settings > Display > Monitor Control > Overlay の順に選択します。
- Create...、Clone...、または Edit...をそれぞれ選択し、希望するオーバーレイアクションにします。
- インターフェイスの場所を選択し、Horizon オーバーレイの数値データを追加します。
- Item ドロップダウンメニューで Motion: Gyro Data (GYRO) を選択します。
- 希望するテキストサイズを選択します。
- Add を選択します。
- Saveを選択します。
- Menu > Settings > Display > Monitor Control > Monitor の順に選択し、Overlay ドロップダウンメニューでオーバーレイを選択します。
NOTE: 内部 Gyroscope と Accelerometer は、Horizon オーバーレイが適切に機能するように補正する必要があります。 詳しくは ジャイロスコープおよび加速度計の補正 を参照してください。