タイムコード

このセクションの内容:

タイムコードは SMPTE 12M に基づいた連続した数値であり、映像と音声の管理および同期を補助するものです。 タイムコードは記録済み RAW ファイル の中に、メタデータとして埋め込まれており、また、HD-SDI モニター アウトプットが提供する、HANC メタデータに埋め込まれています。 カメラはタイムコードを生成でき、また、外部ソースが生成したタイムコードの受信および同期が可能です。

タイムコードはグラフィカルユーザーインターフェイス (GUI) のライブアクション領域下部の右角に表示され、メタデータに組み込まれています。 タイムコードは 8 桁の数字列 (HH:MM:SS:FF) で表されます。各数値の意味は次のとおりです:

  • HH: 時間
  • MM: 分
  • SS: 秒
  • FF: フレーム

NOTE: タイムコードは Genlock と組み合わせると、最も正確で効果的です。 詳しくは Genlock を参照してください。

NOTE: カメラがカメラ内部で生成したタイムコードを出力することはできません。 Pro I/O Module もしくは REDCAST® モジュールはカメラが生成したタイムコードを出力する必要があります。

NOTE: HANC メタデータについて詳しくは、HD-SDI HANC Metadata Information をご覧ください。

内部タイムコードのセットアップ

カメラが生成するタイムコードのセットアップおよび調整は、次の手順に従ってください:

  1. Menu > Settings > Project > Timecodeの順に選択します。
  2. 適切な Timecode Display モードを選択します。
  3. SourceUser Providedに設定します。
  4. TOD タイムコードを RTC と同期する、または手動で設定する際は、別途コントロールを使用してください。 あるいは、Menu > Media > Device > Format Media... の順に選択します。 これにより、Edge タイムコードを手動で設定できます。

    内部タイムコードが有効な場合、下ステータス段の TC インジケーターはグレーのままです。

    Source: User Provided

    Figure: Source: User Provided

  5. 適用可能な場合は、LTC Out チェックボックスを選択すると、Linear Timecode Out (LTC 出力) を利用できます。

外部タイムコードの入力

外部機器が生成したタイムコードを入力するには、次の手順に従ってください:

  1. タイムコードを生成する外部機器をカメラに接続します。
    • カメラの SYNC ポート (00B LEMO) を 3BNC-to-00 LEMO Sync ケーブルを使用して、機器 (黄色の BNC) に接続します。
  2. Menu > Settings > Project > Timecodeの順に選択します。
  3. 適切な Timecode Display モードを選択します。
  4. SourceExternal: BRAINに設定します。

    外部タイムコードソースがロックされると、下ステータス段の TC インジケーターが緑になります。

    NOTE: 外部ソースを選択しているが表示されていない場合、タイムコードは User Provided 設定を表示します。

    Source: External

    Figure: Source: External

必要なケーブル

  • 790-0154: 3BNC-to-00 LEMO 同期ケーブル
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955-0156_V6.3, REV-K