Image Pipeline
Image Pipeline をセットアップするには、Menu > Image > Image Pipeline の順に選択します。
Image Pipeline Mode Options
このカメラは画像処理のための 2 種類の異なる方法を提供しています。 Image メニューで利用できるサブメニューは、それぞれのモードで異なります。
- Legacy: Legacy モードでは、カメラはファームウェア v6.3 と同じカラーオプションを提供します。
- IPP2: Image Processing Pipeline 2 (IPP2) は新しい画像処理パイプラインで、ファームウェア v6.4 から利用可能です。 IPP2 でカメラは、RED カメラがクリッピングせずに生成できる全カラーを含む設計の色空間である REDWideGamutRGB を適用しています。 次にカメラは、クリッピングを阻止するガンマカーブである Log3G10 を用いて画像をコード化します。 この色空間とガンマカーブを用いることにより、カメラ内の代わりに、ポストプロダクションでのカラー調整の等級分けを行い、またそれを実行します。 IPP2 を選択すると、CDL メニューが有効になり、Color, Gain メニュー、Curves メニューおよび LGG メニューが非表示になります (それらは等級分けに使用されるからです)。
Legacy Mode
Legacy モードを使用するには次の手順に従ってください:
- Menu > Image > Image Pipeline > Options の順に選択します。
- Mode ドロップダウンメニューでLegacy を選択します。
- OK を選択します。
Figure: Legacy Mode
- Color Space ドロップダウンメニューで色空間を選択します。
- Gamma Curve ドロップダウンメニューでガンマカーブを選択します。
- 3D LUT を適用するには、3D LUT に進んでください。
IPP2 Mode
IPP2 モードを使用するには次の手順に従ってください:
- Menu > Image > Image Pipeline > Options の順に選択します。
- Mode ドロップダウンメニューでIPP2 を選択します。 IPP2 では、色空間とガンマカーブは常にそれぞれ REDWideGamutRGB および Log3G10 です。
- OK を選択します。
Figure: IPP2 Mode
- 3D LUT を適用するには、3D LUT に進んでください。
- Output Color Space ドロップダウンメニューで色空間を選択します。
- Output Tone Map ドロップダウンメニューでコントラスト設定を選択します。
- Highlight Roll-Off ドロップダウンメニューでハイライトオプションを選択します。
Output Summary
Output Summary メニューは、R3D ファイルとプロキシファイルに適用される画像情報を表示する、情報のみのメニューです。 Output Summary を表示するには、Menu > Image > Image Pipeline > Output Summary の順に選択します。
Figure: Image メニュー
R3D File Metadata
- N/A : カメラが R3D ファイル記録のための設定になっていない場合に表示されます。 R3D 記録を有効もしくは無効にするには、Record File Format の選択 に進んでください。
- 3D LUT: そのファイルに適用された 3D LUT の名前です。 適用されている LUT がない場合は [NONE] と表示されます。
- Output Color Space: IPP2 モードだけに適用できます。 Options タブで選択された Output Color Space の名前です。
Intermediate / Proxy File
- N/A: カメラが Apple® ProRes ファイルもしくは Avid DNxHD/HR ファイルを記録する設定になっていない場合に表示されます。 これらのファイル記録を有効もしくは無効にするには、Record File Format の選択 に進んでください。
- Color Space / Gamma Curve: そのファイルに適用された色空間とガンマカーブです。
- コーデック: 選択したコーデック。 コーデックを選択するには Record File Format の選択 に進んでください。